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No.231778
組織の在り方、リーダーの務め、アントラーズの秘密
Jリーグでもっともタイトルを獲得したチーム、鹿島アントラーズ。その数19――他クラブの追随を許さない結果を出してきた常勝軍団はいかにして作られたか。すべてのタイトルにかかわった強化部長で、6月に初の著書「血を繋げる。」(幻冬舎)を上梓した鈴木満氏に聞く、組織の在り方、リーダーの務め、アントラーズの秘密。

Q.本を出版した理由をおしえてください。

――この本を読むと、クラブの強化部長が何をしなければいけないのかがわかります。

鈴木 えらそうにするのは嫌だし、大したことはしていなので、本にするのはやめようと思ったのですが……。でも、強化部長やゼネラルマネジャー(GM)の役割の重要性を伝えたいと思って、本にまとめることにしました。
 Jリーグには54のクラブがありますが、強化部長がコロコロ替わっています。他のクラブの同業者から「社長が交代したら、クラブの方針が変わってしまう」「こういう選手を取りたいと思っても、自分に権限が与えられていない」という嘆きをよく耳にします。
 クラブの社長が強化部長の重要性を理解していないのです。これでは仕事になりせん。幸い、鹿島は歴代の社長が私に権限を与えてくれているので、他クラブの強化部長のような苦労はありません。

――この本の読者にどんなことを伝えたいと思っていますか。

鈴木 組織は人の集合体です。組織をうまく機能させるには、人と人との間にいい関係を築かなくてはなりません。そういうことのできる人間がリーダーになれば、組織の力は強くなります。そういう人間がいないと組織はまとまらないし、強くなりません。
 それはプロサッカークラブでも一般の企業でも同じだと思います。この本には、鹿島アントラーズという組織の力を最大限に発揮させるために、私たち強化部が何をしているかをまとめました。

――組織を結束させ、力を強くするために必要なことは何でしょうか。

鈴木 私はITに弱いし、事務処理も苦手ですが、私がいると不思議と、けんかになりません。チーム内でも争い事があまり起きません。みんな、ちゃんと役割を果たします。
 私の唯一の存在価値はそこにあるのではないかと思っています。なぜそうなるかというと、私がフラットな目でみんなの仕事を評価してあげているからだと思います。私の仕事は見ることです。公平な目でみんなを見続けることです。

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