323772☆ざっかるど 2018/08/02 20:38 (iPad)
例えば、
千葉戦の63分くらいの加藤のボール奪取から始まったシーン。
ボールを持った加藤はすぐにはパスを出さずに相手二人を引きつけて、達也と戸嶋が2対1になるような状態を作る。

達也の外へのダイアゴナルランによって、相手DFの近藤は困惑。達也と戸嶋どちらにもパスが通る状態に。

戸嶋がハーフスペースで一瞬フリーになった時を逃さず、戸嶋の前のスペースに加藤がパスを供給。

戸嶋は一度失いかけるが、一個前のプレーで囮となった達也が、ちゃんと次のポジショニングを取っていたため、ボールロスト回避。

そして達也のマイナス方向のラストパスに対して、矢野が下がりながら受けるそぶりを見せたので、矢野のマークについていたDFもそっちに意識が向いて一歩前に出てしまい、ペナ内はガラガラに。

矢野は触らず、(戸嶋へのパスを出した後、このスペースで受ける事を想定して)走り込んできた加藤も触れなかったけど、中央で待ち構えていたフリーの高木へボールが通る。

結局高木のシュートはあっさり止められちゃったけど、加藤と高木、フリーの選手が二人もいた。


ボールを持っていない選手がスペースを作って、また別の選手がそのスペースに走り込んでボールを受ける。でその選手がボールを受けた時にはすでに別の選手がスペース作っていて・・・・・・
これらの作業の繰り返し。一度パスを出したり囮になったら終わりじゃなくて、またすぐに次にボールを受けられるよう考えて動く。
単純で当たり前のことのように聞こえるだろうけど、意外とこれが超難しい。実際に3vs3や4vs4のポゼッション練習とか経験した事ある人なら理解出来ると思う。オフザボールの動きの難しさ、重要性に関してはサッカークリニックの6月号読むのがオススメ。

それに、この一連の流れの中でマサさんがよく言う、質の高い「判断」が何度も行われている。
溜めを作って相手を引きつけて、前線で数的優位の状況を作った加藤の「判断」
斜めに走って囮になった達也の「判断」
達也のデコイランの意図を理解し、近藤の背後を取った戸嶋の「判断」
一度パスを出した後も次に受ける事を想定して、スペースへと走りこんでいた加藤の「判断」


端的に言えば、型にはまらず、どんな相手でもどんな状況でも崩せるのを目指すのが鈴木さんのサッカー。(小川談)
だから、具体的にこういう形で崩すサッカーなんですとか、こういう戦術なんです、ってのは断言出来ない。
自分の知識じゃ、これ以上詳しく解説するのは無理です。
これでもまだ何がやりたいのか分からない場合は、監督に直接聞きに行ってください笑
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