345073☆ざっかるど 2018/11/14 17:26 (iPhone ios12.1)
現代サッカー界の主流となってる考え方の一つとして、ポジショナルプレーというものがある。
仙台、マリノス、神戸、ヴェルディ、徳島......
日本でも多くのクラブがその考え方を取り入れている。
川崎のように頭が良くて能力の高い選手が揃っているから、(チームとしてそういうサッカーを目指しているわけではないけど)、選手達の判断でそういう攻撃の形を作れるクラブもある。
その他にも、湘南のようにハイプレス主体のチームなのに、部分的にポジショナルな展開からの攻撃も取り入れているクラブもある。
ここ最近失敗続きのアルビの監督人事だけど、吉田さんも鈴木さんもそういうポジショナルなサッカーを志向する監督。
クラブとしては、アルビらしい堅守速攻の中に、新たなエッセンスとしてポジショナルな攻撃を仕込もうと考えたんだと思う。
それこそ、全員守備全員攻撃の堅守速攻に限界を感じた曹貴裁監督が、ポジショナルプレーについて学んで、新たな武器としてチームに落とし込んだように。
吉田さんは、マリノスやヴェルディのように、ポジショナルプレーに基づく戦術を組み立て、チームを一から作り直そうとした。
鈴木さんは、選手一人一人の能力を伸ばして、ポゼッションとかカウンターとかに拘らない、選手の判断力や創造力を活かすチームを作ろうとした。
その結果、本来このチームの武器であった”アルビらしさ“の部分を失ってしまった。チームとしてのアイデンティティを持たないクラブが勝てるわけがない。
片渕さんはアルビらしさとは何かを知ってるし、クラブにとって、サポーターにとってそれがどれだけの重要なのか理解してる。
今まで失敗してきた監督の下で色々学んで、ポジショナルなサッカーとはどういうものなのかも理解してるはず。
片渕さんの下でアルビらしさを取り戻しつつあるけど、まだまだ戦術の引き出しが少なくて、前節、前々節とシステム的に相性の悪い相手には何も出来ずに負けてる。
だけどアルビを適切なアプローチ(湘南のようなやり方)で、もうワンランク上のクラブに成長させるには片渕さんがベストだと思う。