482380☆ああ 2020/10/20 20:04 (iPhone ios13.6.1)
ローマ帝国の英知
人類史上、最大の領土を広げたローマ帝国。
ローマ人の将に対する処遇と信賞必罰の考え方が一因と言われる。ローマ人は執政官に対してその任期中、全権を委任し外野は口を出さなかった。そして、敗将に対する処遇も違う。
ライバルのカルタゴ政府は敗将の責任を追及して死罪に処したのに対し、ローマ政府は敗軍の将を処罰することはなかった。それどころか、敗軍の将に再び指揮をゆだねさえした。
敵方の捕虜になった者や事故の責任者に再び指揮をゆだねるのは名誉挽回の機会を与えてやろうという温情ではない。
失策を犯したのだから学んだにもちがいない、という考えからであった。事実、様々な敗軍の将が、後日に輝かしい戦果をあげて帝国にあまたの富をもたらしたとの記録も残っている。
歴史に学ぼう!