563345☆栃木アルビ 2021/04/26 17:05 (ANE-LX2J)
一昨年の11月、アウェイ栃木戦。
ビジターゴール裏の隅の方に小学生の息子と二人でいました。
試合前、長年サポを続けているというおじいさんが息子に声をかけてくれました。
『昨日から来てるの?お父さんと2人?日光とか行ってきたかい?』
という意味の言葉を新潟弁で話すものだから、関東しか住んだことがない息子は上手く聞き取れず、私が通訳して笑、栃木在住であることを伝えると、『なんで栃木らてがにこんげの(アルビユニ)着てん?』と。
自分が新潟出身でその影響で息子もアルビサポだと言うと、『えらい!大したもんだ!』と。
自分も長年アウェイ戦を巡り、楽しい週末を過ごしている、若い連中も真ん中に席を取ってくれて来い来いと言ってくれるけどにぎやかすぎて、なんていう話を聞いていたら、『お父さん、こっち!』とご家族に呼ばれて行かれてしまいました。
試合は1-2破れ、その日に一縷の昇格の望みが絶たれてしまいました。ゴメスが誰よりも肩を落とし悔しがっている姿を見た日。私は思わず『ゴメス、来年も頼むぞ!!』と大声で叫びました。
先程のおじいさんはどんな顔をしているのか気になって、そちらの方を探すと偶然目が合いました。
眉をピョコっと動かし、苦笑いされました。
私はそのおじいさんの表情をとても素敵だと感じました。
怒りや悲しみでもなく、あきらめや落胆ともちょっと違う、長くサポーターをやってればこんな時期もあるよ、とでも言うような、その一瞬の表情で感じたように思います。
サポーターとは、というのを教えていただいたような気がします。
その時はアルベル監督のことを知っている筈もなく。
ゴメスが本職の左サイドバックでこんなにも生き生きとプレーすることを想像できるはずもなく。
2021年の補強が素晴らしいものだと知る由もなく。
またそのおじいさんとお話したいなあと思いながら、コロナのせいもあり今日までお見かけできていません。
はるかの気ままに〜を見て感じたのは、アルベル監督の言う誇りとは、そのおじいさんのような、素晴らしい多くのサポーターのことを指すのだと思いました。
アルベル監督が来てくれて本当に良かった。
新潟のサポーターで本当に良かった。
アイシテルニイガタ!!