ああ
No.339630
無料記事なのでゲルマガ転載
柏戦後、鈴木満常務取締役は多くの報道陣に囲まれて昌子源の海外移籍について問われると「もう決着が着きました」と言い切った。

ただ、その表情はかたく、それ以上の質問をぴしゃりと寄せ付けない雰囲気があった。

翌23日、「隠すことじゃないんで」と、昌子源が真相を語りはじめる。

昌子には昌子の意志があり、鹿島には鹿島の事情がある。白黒ついた状態を決着というのなら、その色は限りなく白に近いグレーだった。


まず、始めに5億円以上のオファーが届いたとき、昌子はクラブに「行きたい」と、伝えている。つまり、昌子に海外でプレーする気持ちがないわけではなかった。

しかし、クラブは首を縦に振らなかった。「お金の問題じゃない」と、いまの状況で守備の要である昌子を出せないと判断。内田篤人がシャルケに移籍したときよりもはるかに多くの金額を積まれても移籍を承諾しなかった。

ただ、オファーしたクラブは熱心に交渉を継続する。昌子の代わりとなるCBを用意するとまで言い、獲得に並々ならぬ熱意を示した。しかし、鹿島は、どんな選手だろうと昌子の代わりがそんなに簡単に務まるはずがない、と判断。声で周囲を動かせるCBとして高く評価し、やはり出せない、という”決着”に達したのである。



昌子は「お金じゃない」と言ってもらえたことに「素直に嬉しかった」と言った。そこまで言われた選手は歴代でも数少ないだろう。それに意気を感じない選手ではない。

普通であれば、それだけの額を提示されれば「どうぞ、どうぞ」と移籍先に差し出されてもおかしくない。それでも鈴木常務は首を縦に振らなかった。それだけ特別な選手と思われていることは、昌子のプライドをくすぐった。

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