403096☆ああ 2018/12/16 20:02 (Firefox)
VSレアルのキーマン
もちろん、全員が全員キーマンなんだが、その中であえて一人だけ挙げろ、と言われれば、俺は安部君だね。
大会開幕前に漂っていた不穏なムードを思えば、2失点はともかく、攻撃の柱・ユウマを欠くなかであの相手から3点取れたことは、相当、自信になったはず。
中でも鬼神の如くスーパーセーブを連発したスンテと、試合を決定づけるゴラッソをぶちこんだ安部君(ヒロキと呼ぶか)はメディアの戦評でも軒並み高評価を得た。
まだ、あどけなさも残る19歳。未完の大器をよく「末恐ろしい存在」なんて言うけど、俺からすれば(末ではなく)「既に恐ろしい存在」だよ。彼は。
彼が鹿島に入団することになった経緯は再度ここで述べる必要はないだろうけど、ウチから声がかからなければ、プロへの道は諦めそのままサッカーを辞めていた可能性が高い、というからね。
そんな2年前は全くの無名だった高校生が、今、全世界の注目を浴びながら、このクラブの一員として世界の強豪を相手に堂々たるパフォーマンスを披露している。
何と言うシンデレラストーリーなの!人生のターニングポイントなんて、いつどこで訪れるか、本当に分からないもんだよね。
2年前の決勝、目の前で俺達の希望を打ち砕いたあの男はもういない。今大会で一気にスターダムに駆け上がる可能性を秘めた、そんな19歳だ。
今年のCWC、終わってみれば「ヒロキ アベ」の大会になっているかもしれないね。鹿島が誇る「和製ディバラ」が世界に羽ばたく日もそう遠くは無いだろう。