418251☆静鹿 2019/01/17 12:03 (Chrome)
男性
オフの所感(長文失礼)
そりゃサポなら誰でも勝つところが見たい。タイトルが見たい。
しかしそれは他のJ1、17クラブ全てが同じ。

アントラーズが経済面含め全てにおいて他を圧倒しているならともかく、そうではない状態で
常に勝利を、タイトルを、ましてや4冠を「約束」するなんてのは
絵空事であるとまず理解する必要がある。

勿論「全て狙う」事は公言する。それが鹿島としての最低限のアイデンティティだから。

一方で具体的に現実を見つめた時
タイトルを「狙う」という短期目標、ひいてはCWCで必要性を痛感させられた
本当の意味で世界に通用するクラブになるという壮大なる中長期スパンでの目標、
両立は実に困難なそれぞれの目標を、国内でさえ地理的ハンデを抱える
現状のクラブ規模で同時に推進していく為の方法を考えた時、劇的な魔法の様な手段は存在しない。
従って、フロントは現状の方針継続、という判断をしたのだろう。

その方針とは、刹那的に大金を払って戦力の補充・補填を繰り返すのではなく
(前者の目標だけならその方が間違いなく近道…だが外れた時のリスクは大きい)
あくまで元手のかからない若手主体、そして海外への「売却」も見据えた「育成」を幹とすること。

育てて一人前になったところですぐ買われてしまうと嘆くのは当然だが
昨今の市場を見ても有望な日本人選手が早くに引っ張られてしまう傾向は今後益々顕著になるだろうし
本場欧州とJとの経済規模におけるパワーバランスは恐らく半永久的に埋まる事は無い。

それを踏まえた時、鹿島と言うクラブは”敢えて”気前よく、育てた選手を海外に送り出す。
そして世界の舞台で更に大きくなった選手がいずれ戻ってきて、
得難い経験をクラブに返してくれるところまでを強化方針として期待しているということ。
言うまでも無くかつて小笠原、中田浩二がそうだったように、内田が今そうであるように。
勿論いずれは大迫、岳、源、植田、あるいは豊川、カイオにも期待をしているだろうし。
更なる未来には優磨や安部、それに続く存在をも育成し続け
チームが欧州を巡った元海外組と、それを目指す有望な若手でほぼ構成されるようになったら
漸く完成形となるという壮大なる目論見。

従ってまだまだ目指すべき姿は先の先で、気が遠くなる方も居らっしゃるだろうが…
クラブは数年前からそのサイクル完成を目指し、
ある面では目先のタイトルをも犠牲にしながら突き進んでいる途中であると見るべき。

昨年ジーコが来たことでそんな大方針にも大きくメスが入るかとも思われたが
特に後者の中長期的視野の必要性を今ある現実と照合した時、そうはならなかったのだろう。

たとえばベテランに差しかかった伊藤翔の獲得は送り出す為の若手としては完全に対象外だが
優磨が抜けかねないCFの層を厚くするという純粋な戦力部分プラス、
外様の彼もまた端的ながら「世界」を知る選手の一人であって、経験を伝えてくれる役割の期待もあるだろう。
数年遡ってみれば、夢生の補強もそういう側面を孕んでいたと見る事もできる。
監督人事を含め、細かく注文を付けたいところはあるが、大筋はブレていない。

欠けていたACLというタイトルが埋まり、唯一無二のレジェンドが引退した。
少し落ち着いて、色々と仕切り直しをするシーズンだから「かわる」部分も勿論必要だ。
個人的には余り目先の結果に一喜一憂し過ぎることなく、見守ってみようと思う。
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