443608☆椎坊主◆GshojqSbgo 2019/04/10 12:34 (KYV45)
鹿島がアウェイで0−2から試合をひっくり返したことは、さすがアジア王者だと言うしかない。ACLのアウェイに帯同した記者であれば、アウェイで2点差を最後の最後に逆転することがいかに至難の業か、わかるはずである。Jリーグとはホーム&アウェイの概念が違う。アジアのチームは、ホームとアウェイとでは強さの質が違うのだ。だからこそ、鹿島は凄い。しかもアクシデントでGKがクォン・スンテから曽ケ端準に交代、84分に犬飼智也がレッドカードを食らい、数的不利の中で慶南を逆転した。レオ・シルバや永木亮太、伊藤翔やレアンドロといったレギュラーメンバーを温存した上での快挙。繰り返すが、さすがアジア王者である。
この勝利で証明したのは、鹿島がメンタルの部分でもアジア王者であったということだ。後半、数多くのチャンスをつくられ、オウンゴールで先制を許すというショッキングな状況でも、彼らは決して諦めなかった。かつて韓国のチームに見せつけられていた「絶対にひっくり返す」という信念を全員が胸に抱き、戦いをやめずに継続する。普通なら2点差を追いついたところで安堵し「アウェイだし、勝点1は上等」と緩むところを「いや、勝点3だ」と戦いを継続する。サッカーはもちろん、技術・戦術・肉体がいいバランスで伴っていないと勝利できないが、そのベースにあるのはメンタルだ。しかも、強さと冷静さを合わせ持っていないと、国際試合での勝利は難しい。
サンフレッチェ広島のシグマクラブより
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