500227☆静鹿 2019/08/27 12:06 (Chrome)
男性
アジアにおける真の強豪と「久々」の対決
アジアにおける真の強豪と「久々」の対決
明日はその点を、監督・選手と共にサポも改めて認識しておくべき戦いになるでしょう。
昨季初のACL戴冠はアントラーズに関わる者全てにとって忘れ難いものになりましたが
一方で少し見方を変えると、勝ち上がっていった中で
かなり組合せを含めた「運」に味方されたこともまた偽らざる事実でした。
順に回想すると、決勝T1回戦の上海上港は紛れもなく屈指の強豪でしたが
最大の脅威であったフッキが負傷で1stレグを欠場したことも手伝って
エウケソンの1点に抑え3-1としたアドバンテージを、2ndレグで最大限に生かし4-3ので逃げ切りに成功しました。
2ndレグ2-1で敗れた2点が共に、負傷上がりでまだ万全には遠かったフッキだったことを思えば
100%の彼が1stから出場していたら或いは…と幸運に感謝せずにはいられませんでした。
準々決勝では、本命の一つと目されていた地力に勝る広州恒大を同国対決で奇跡的に下した天津権健。
しかしベルギー代表ヴィツェル、ケルンで大迫の相方だったモデストの2人が対戦前にバタバタと抜け
パト1人によりマークを集中できるというアドバンテージを得た結果、H&Aで5-0という圧勝。
ここでは広州恒大でなかったこと、そして天津権健が弱体化したというWの僥倖に恵まれました。
準決勝はスンテの古巣で東の大本命だった全北現代をやはり同国対決で下した水原三星。
GLでも対決した相手とのリターンマッチはH&A共に白熱を極めましたが、
結果的に1stレグのAT、内田篤人の決勝点が効きトータル6-5でギリギリの勝ち上がり。
当時の鹿島は、1stと2ndの間にはルヴァンで横浜に敗れ、
リーグでは川崎に分け、浦和に負けて完全に覇権争いから脱落するという、まさにどん底状態。
より地力に勝る全北現代が相手でなかったこと、やはりここでも運は味方していました。
そして決勝は西の大本命だったアル・サッドを下したペルセポリス。
その後アジアカップで日本代表を屠ったカタール代表の面々を名手シャビが操るという
最悪の相手を回避できたことが2018年最後で、最大の幸運でした。
代わる相手はメンタルに大きく影響を及ぼす12万人の大アウェーが話題となったイランの強豪ながら、
給料未払いが再三問題になるなど資金面ではかなり厳しいやりくりを迫られていたことも有名で
中韓や中東の様な反則級外国人も居らず、内容的には楽勝には程遠かったものの
天津権健戦に次ぐ比較的危なげない戦いで初優勝を遂げる事ができました。
尚、今年のペルセポリスはグループD4位で既に敗退しているのは御存じの通りで
同グループの1位アル・サッドは中島翔哉の居たアル・ドゥハイルを下し、準々決勝に進出しています。