528280☆ああ 2019/10/24 02:44 (iPhone ios13.1.3)
大岩剛監督続投の判断は妥当なのか【石井監督・セレーゾ監督・鬼木監督とデータ比較】
っていう記事を見た。
途中長くなるので省略します。
大岩監督の続投は妥当か
これらの実績を総括し、大岩監督続投の判断が妥当かを記したい。
大岩監督続投の判断を考える時に重要になるのは、「2019年に狙いに行くタイトルをどのように捉えるか」だと思う。
繰り返しになるが、2018年の大岩監督が獲得した1試合あたりの平均勝点「1.7」を考えると、4冠は程遠いと言わざるを得ない。とはいえ、別の監督を連れてきて1試合あたりの平均勝点「2」をすぐ取れるかというと、クラブとしてはリスクが高めの判断にはなるとも思う。なぜならば大岩監督は「常に安定した成績を取っている」という実績があるからだ。大岩監督はクラブ史上初のACLタイトルをもたらしたのも事実。
これらの事を加味した上で、「大岩監督の成長をクラブとしてサポートしていき、数年後の3冠ないし4冠を目指す」という中期ビジョンであれば、続投は理解できる判断だと思う。あるいは「2019年は少なくともJリーグ奪還を狙う」という目標設定であれば理解できる。
他のコンペティションで思い切ってターンオーバーを敷ければ、戦術的な引き出しに目を瞑るとしても「Jリーグに限り1試合平均勝点2(=68ポイント)」は大岩体制でも目指せるはずだ。おそらくJリーグの監督ガチャに鹿島は加わりたくないという矜持もあるだろう。クラブにとって100点満点の監督などいない世界だ。中途半端な監督を連れてくるよりは大岩体制のサポートを強化した方がリスクが低く、効率が良いのも事実。
一方で、もしもクラブが「2019年にJリーグタイトル+他のカップ戦タイトル(2冠以上)」を本気で求めるならば、大岩監督続投は妥当とは思えない。圧倒的な選手補強でサポートするなら話は別ではあるが、それも中々難しい。この目標設定をするならばリスクを取ってでも別の監督を連れてくるべきだ。
結論がやや中途半端で恐縮だが、大岩監督続投の是非はクラブの目標設定に対して妥当かどうか、という話になると思う。監督の力量がある程度見えてきた現状で、高すぎる目標を課すのはクラブ幹部の怠慢と言える。大岩監督もまだ監督歴が2年目の新米監督だ。多くを求めるのは酷だろう。選手として鹿島に大きな貢献をしてくれたOBの大岩剛が犠牲者になるのは、私も見たくない。オフシーズンの選手補強や、1月に行われるであろう新体制発表での社長の言葉に注目していこう。