623206☆静鹿 2020/09/10 17:03 (Chrome)
男性
ちょっと長くなりますが解説してみます
ザーゴに変わっての大きなポイントとしては
やはり個々のポジショニングのコンセプト(約束事)を
より徹底するようになったことでしょうね。
恐らく観ていて誰もが判るのは、マイボールの際に
DFラインの間にボランチが落ちるポジショニングで
後ろからのビルドアップを開始する狙いにおいて
スタンダードとも言える形です。
他にも、敵陣高い位置での守備において
ボールを狩りに行く際の狙いどころ、タイミングや
奪ってから攻めをフィニッシュするまでの速度、
遅攻時でも敵陣により多くの人数を送り込む方針、それを支える最終ラインの高さ
最終的にPA内へ侵入する人数やニア、ファーの役割の明確化など
狙いとしてはやはり「より多くの得点」を奪う確率を高める為に
去年よりアグレッシブなスタイルにシフトチェンジしています。
少人数で上手く「点」で合わせても1点は1点ですが、
やはりそればかりでは難易度が高く量産は難しい。
効率的に人数をかけることで「線」や「面」で合わせる場面を
多く創出することが得点力UPの鍵です。
例えば名古屋戦のエヴェラウド⇒和泉の得点の様な、
仮に和泉には合わなくても他の誰かが決めていた…みたいなシーンが理想で
あれをチームとしてより多く作り出すことが主眼に置かれています。
勿論、ゴール前に限らず、攻守様々な状況で各選手が、お互いに
「あるべき」ポジショニングを意識することで
個人ではなく2〜3人(時にはそれ以上)のグループで
より効率的に「やり切る」場面が多くなり
所謂ノッキングを起こしてしまうケースも減らすことができる。
この辺りがよく解説者などに「再現性」と表現される部分でもあります。