875941☆max50 2021/12/29 01:05 (iPhone ios14.3)
魂を込める
相手選手からどんなファウルを受けても、相手個人に食ってかかるのを見たことがなかったのが、小笠原満男。それを当然と受け止める以前にもうリスタート後の展開を鋭く見渡す。サッカーは世界ではハンガリーで激しい競技ではあるが、個人個人の恨みでやっているわけではない。客観的に見れば、ただ球を蹴って相手ゴールに入れるだけのことだ。しかし、チーム同士がそのために様々な厳しい状況を打開しながら、勝つ為に闘うところに感動が生まれる。稀に、サポーターに励まされるのではなく、その闘う姿で観ているものを勇気づけることができる選手がいる。実生活において、理不尽な障害にあっても、相手を恨むでもなく、腐るのでもなく、リスタート後の展開を鋭く見据える心意気。それをサッカーで表現し、たかがサッカーでも、自分に出来る事で災害にあった人達と一緒に闘っていたのが、ピッチにいるだけで雰囲気を変えることができた小笠原満男という漢。