博多生まれ江戸育ち
No.104797
女性 博多文化大好き町娘

客にもいろんな客がいましてね。安くてうまいもんをだしてくれるっていうんなら店に行ってやってもいいよ。そういう客もいますね。今となってはむしろそういう客が増えたのかもしれません。
ところが、博多の町においてはこんな客が多いのだそうです。

「ねーあんた。あんたったら」
「なんだい気持ちよく昼寝してるってのによ」
「あのさあ。角のとこの新しくできたラーメン屋行ってみない」
「あーこの前行ったよ、あそこ。あんまりうまくなかったぞ、高かったし」
「あたしね。昨日眠れなくって朝の5時に散歩したのよ。そしたらあのお店に電気がついててさ。お店の人が中でラーメン作ってたわよ。一生懸命にさあ。おいしいラーメン作ろうって毎日毎日がんばってるんじゃないかしら」
「それならそのうち食べに行ってやるよ。うまいって評判になったらな」
「あんた・・・」
「なんだいその目は、なんか言いたそうだな」
「見損なったわ。あんたが一人前になったのは、半人前のあんたをみんなが助けてくれて育ててくれたから一人前になったんじゃないのかい。なんだいその言い方は。うまくて評判になったら行ってやるって。どこの何様なんだい、あんたは」
「わかったよ。行きますよ。行きますとも」
「わかりゃーいいのよ。若いのが良くやってんだからさ」
そのラーメン屋。その後、だんだんとうまくなって評判になり二号店、三号店、四号店と続いて東京、さらには海外にも進出するようになりました。博多の食文化はラーメン店にとどまらず居酒屋なども海外に進出しております。成功している店主が口を揃えて言う言葉があるんです。
「お客さんに育ててもらった」


「ねーあんた。あんたったら」
「なんだい気持ちよくゴロゴロしてるのによ」
「あのさあ。アビスパ福岡の応援行ってみない」



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