No.93999
「西日本スポーツの記事」
約4カ月半ぶりにピッチへ戻ってきたDF実藤が躍動した。「この状況で使ってもらえた。出られない選手のためにもやらないといけなかった」。守備を統率してきた岩下を右脚痛で欠く中、体を張って相手のシュートをブロックし続けた。
7月8日の金沢戦を最後に体調不良で離脱。呼吸が苦しくなる病気で肺活量が一般成人男性の3分の1程度にまで落ち、一時は引退も覚悟した。
その後の治療で回復し、10月下旬に全体練習に合流。練習試合は経験したが、90分間のフルタイム出場はぶっつけ本番だった。「(スタミナが)もたなかったらしょうがない、と思っていたけど、ぎりぎり持った」と安堵(あんど)の笑み。相手のサイド攻撃を封じるために敷いた3バック。実現できた背景には実藤の復帰があった。「勝って決勝に進めることは大きい」。守備のキーマンの声に力がこもった。