3994☆カタルーにゃん 2023/07/28 20:26 (iOS16.5.1)
長文御免
過渡期に入り低迷に陥りかけた時、ペップがバルサの指揮官に就任してフットボール界に革命を齎した。
奇跡的なまでの巡り合わせで、カンテラーノから台頭してきた世界的な名手達が、ピッチ内で哲学的なスタイルを体現し、ラ・リーガ初の3冠、前人未到の6冠、そしてデル・ボスケの下でそのスタイルを踏襲したラ・ロハが、ユーロ2連覇に初のW杯優勝を果たすなど、バルサのスタイルがフットボールを席巻して頂点に君臨していたあの時代は、全てのクレにとって夢の様な時間だった。
そんなクレにとって唯一足りなかったのは、黄金期のバルサの救世主であり、フットボールの神と呼ばれた、メッシのW杯優勝だけだった。
多くの批判を受け、何度も後一歩の所で届かなかった時間は、皆が本当に辛かったと思う。
クラブでも欧州の舞台では何度も屈辱を味わい、漸くコパアメリカの優勝で初の代表タイトル獲得で雲間が晴れたと思いきや、クラブの深刻な財政問題とサラリーキャップの規則により契約が出来ず、余りにも唐突な別れが訪れ、クレ達は悲しみのどん底だった。
それでもクレは彼自身と同じ夢を抱き続け、その後のフィナリッシマと怒涛の勢いで代表タイトルを制覇し、遂に悲願だったW杯優勝を果たした。彼は足りないと言われ続けた物、全ての栄光を揃えたことで、史上最高の選手は誰かという、永遠のテーマになるはずだった論争にピリオドを打った。
ファンとして信じ続けた想いが報われた、レオがW杯のトロフィーを掲げたあの瞬間を以てオールコンプリート、レオは正真正銘のGOATとなり、クレの夢は全て叶った。
このチームを好きになって、心から良かったと思う。
依然クラブは財政面やネグレイラ事件による混乱に振り回され、苦しい時間を過ごしているが、例えどんな事が起きようとも、これからも応援し続けたい。新しい夢を見つけよう。
Visca el Barça,Visca Cataluña.