144080☆ああ 2020/02/27 10:15 (iPhone ios13.3.1)
また、あいつがこんなこと書いてるよ
開幕戦2ゴールの浦和レオナルドは往年の釜本邦茂氏を彷彿とさせた
2/27(木) 9:26配信
日刊ゲンダイDIGITAL
開幕戦2ゴールの浦和レオナルドは往年の釜本邦茂氏を彷彿とさせた
J1開幕・湘南戦でのヘディングゴールも秀逸だった(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada
【六川亨のフットボール縦横無尽】
(略)
今シーズンはJ1浦和に移籍し、違うカテゴリーでの3年連続得点王という前人未到の快挙に挑戦するわけだが、レオナルドの点取り屋としての凄さを16日のルヴァン杯初戦の仙台戦、J1リーグ開幕の湘南戦で改めて認識することができた。
仙台戦(5ー2)では前半9分、右MF関根が右サイドからカットインするとペナルティーエリア内には飛び込まず、ペナルティアーク付近で待ち構えて自分の前にオープンスペースを作り、フリーになって関根に対してクロスを要求し、冷静に先制ゴールを決めた。 普通のストライカーなら心理的にゴールにより近いペナルティーエリア内に飛び込みたくなるところ。しかし<あえて待つ>ことでスペースを作り出してフリーになった。
35分には左サイドをえぐった左SB山中のクロスに好反応。相手ゴールのニアに入り込んでチーム3点目を決めた。
スピーディーに左サイドをえぐった山中が、ファーに浮き球のクロスを上げるのは技術的に難しく、山中がクロスを上げるとすれば「ニアサイドへの速いボールしかない」と状況を冷静に判断し、レオナルドは3点目を決めてみせた。
これらのプレーを見ていて思い出したのが、不世出のストライカー釜本邦茂氏のプレーである。
■22歳にして円熟味あふれる点取り屋
釜本氏は日本代表時代に快速左ウイングとして名をはせた杉山隆一氏と<黄金のコンビ>を組んだ。その釜本氏から「杉山さんが左サイドをえぐったらニアへの速いボール。外側に膨らんだらファーへの浮き球という約束事があった」と教えていただいたことがある。
釜本氏は「ニアへのクロスならワンタッチシュート」「ファーなら胸トラップから<得意の右45度>の強シュート」を武器にゴールを量産していった。それを彷彿(ほうふつ)とさせる3点目だった。
1点目のときには、ヤンマー時代の釜本氏を思い出した。釜本氏は、ニアでフィニッシュを狙っているとき、あえてファーにポジション取りをすることでニアにスペースを作っていた。自分が勝負したいと思った場所を<自分自身で作り出していた>というわけなのだ。
興味深いことにオープンスペースに味方選手が「おっ! スペースが空いているじゃないか」と侵入したきたら、釜本氏は「ワシが作ったスペースに勝手に入ってくるんじゃない」と激怒したものである。天性のストライカーにして、非常に研究熱心な釜本氏ならではのエピソードである。
レオナルドはJ1開幕戦の前半42分、山中の左サイドからのアーリークロスをヘディングでチーム2点目を奪っている。
(略)
(六川亨/サッカージャーナリスト)
ルヴァンとリーグがごちゃ混ぜ