60824☆寺の坊主 2025/02/17 10:21 (Chrome)
坊主が斬る
シーズン初戦勝利!THE・秋田という内容でウノゼロ勝利。
サッカーのある日常が戻ってきましたね。
今節は試合後の吉田監督のコメントにあった「可変」と「普遍」を使って自分なりに斬っていこうと思います。
まずは、「可変」についてですが今節を観ていると今治さんはシステムと選手の役割を変更しながら3度ほど「自主的に可変」をしていました。
スタート時は3-4-2-1で秋田SBの裏を目掛けてラフにセーフティー蹴り込んできていたように見えました。前半中盤頃からゲームを落ち着かせるために2シャドーの片方が降りてきて3-5-2に可変し秋田に的を絞らせないようにポゼッションを開始。ポゼッションが滞った場合は2トップ目掛けて裏へではなく競らせるようなボールを蹴り込みセカンド勝負。そのまま後半の最初の方でガチムチ外国人投入。3-5-2のシステムのまま前線にターゲットを配置しより明確に前線でポイントを作り2次攻撃、3次攻撃に繋げていったと思います。
対する秋田ですが「受動的に可変」していました。スタート時4-4-2でいつも通りコンパクトにスタート。今治さんポゼッション開始に対してはSHを1人、前に出して相手3CBに対して3人でけん制。SHが前に出たサイドのSBが相手WBを捕まえに行き3-4-3のような形で守っていました。3-4-3の形はハマっていましたが今治さんが外国人FWを投入してから、秋田の中盤(特にボランチ)は間延びしていき厳しい時間が続きました。前に出てコンパクトを保たれなければポゼッションでボールを運ばれ、前に出れば自分たちの上をボールが越えていき全力でプレスバックしなければならない。生き地獄のような時間だったと思います。実際交代直前の長井選手はミスも散見し疲労感が見えていました。そんななか、山田選手の好セーブなどもありなんとか耐え、試合終盤には井上選手の疲労の蓄積等もあり5-4-1でゲームを締めました。
相手に合わせて「受動的に可変」しながらもやることは一緒。
コンパクトを保ち全員でスライド、球際を闘う「普遍」の原則が勝利に結びついたと思います。
欲を言えば、今年から9人になったベンチ枠をうまく使い「普遍」の強度を試合通して落とさないところや、奪った後のボールの精度など課題も多くあるかなと思いました。
内容は決して良かったわけではありませんが価値ある1勝でした。
未だ初戦、トップ6に向けてこれから課題は多いと思いますが、今年もひたむきで全力の秋田を観れそうだなと期待の持てる一戦でした。
例年通り長文になってしまいましたが掲示板の皆さん今年もよろしくお願いいたします!