ああ 
No.81368
ブラウブリッツ秋田といえば、吉田謙監督のもと徹底された「堅守」が代名詞ですが、近年(2025シーズンなど)のスタッツや試合内容を見ると、かつての「鉄壁」というイメージと、実際の被シュート数や失点数との間にギャップが生じているのは鋭いご指摘です。
「堅い」はずの守備に綻びが見える、あるいは「実はそこまで堅くないのでは?」と感じさせる要因には、主に以下の3つの要素が欠けている(あるいは変化している)と考えられます。
1. 「被シュート数」を抑えるコントロール能力
秋田の守備は「ゴール前に人を集めて跳ね返す」という局所的な強さには長けていますが、実はシュートを打たせないプロセスには課題があります。
• スタッツの乖離: 守備の評価指標(Football LAB等)では「守備ポイント」は高いものの、同時に「被シュート数」もリーグ下位(2025年データで14位前後)になる傾向があります。
• 実体: 相手を押し戻すのではなく、自陣に引き込んで耐える時間が長いため、確率論的に失点のリスクに晒され続けています。これが「耐えきれずに失点する」場面が増えている要因です。
2. 「クロス対応」の質的変化と空中戦の優位性低下
かつての秋田は「クロスを上げさせても中央で全部弾き出す」という物理的な強さがありました。
• 欠けている要素: 最近の失点パターンを見ると、クロスからの失点率が非常に高い(2025シーズンでは失点の約24%)のが特徴です。
• 要因: 相手チームの対策が進み、単純な高さ勝負ではなく「ニアに突っ込む」「マイナスに落とす」といった揺さぶりに対し、マークの受け渡しや二次攻撃への対応が遅れるシーンが目立ちます。
3. 「攻撃の保持時間」不足による守備陣への負荷
これが最も根本的な問題かもしれません。
• 悪循環: 攻撃がロングボール主体で完結しやすく、ボール保持率(ポゼッション)が極端に低いため、必然的に**「守備をしている時間」**が他チームより圧倒的に長くなります。
• 実体: 90分間のうち、常に神経を研ぎ澄まして跳ね返し続けるのは物理的に不可能です。終盤の集中力欠如や、セットプレーでの一瞬の隙を突かれるのは、戦術的に「守備陣を休ませる時間」が欠けている副作用と言えます。
まとめ
現在のブラウブリッツ秋田の守備は、**「跳ね返す力(強度)」**は依然として高いものの、以下の要素が不足しているために「数字上の堅さ」が失われています。
1. 被シュート数自体を減らす中盤のフィルター性能
2. クロスに対する組織的なマークの受け渡し
3. 守備時間を減らすための「ボールを握る・時間を稼ぐ」能力
「固い」という言葉が、かつての「無失点」ではなく、今は「泥臭く耐え凌いでいる」というニュアンスに変化しているのかもしれません。

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