111☆ああ 2025/09/23 22:46 (Chrome)
ロングスロー戦法への一考察 〜これは果たしてサッカーなのか〜
ロングスロー戦法の現在地
現代サッカーにおいて、一つの戦術が注目を集めている。それがロングスロー戦法だ。

ボールをタオルで丁寧に拭き、時間をたっぷりかけながら助走をつけ、ペナルティエリア内にキックでは決して出せない独特な弾道でボールを投げ入れる。攻撃陣が一斉になだれ込み、完全にはクリアしきれずこぼれたボールを素早く拾い、ゴールへとシュートを叩き込む。
この「ふわっとしたボール」がペナルティエリア内で生み出すカオスは、確実にゴールという結果をもたらしている。そして何より、これらは全てルール内で行われている正当な戦略なのだ。
今日も町田がロングスローのこぼれ球からゴールを奪った。観戦した4チーム(横浜FC・岡山・京都・町田)すべてが、相手陣地内でのスローインは例外なくロングスロー戦法を採用していた。

ふと立ち止まって考える
この光景を毎試合毎試合見続けていると、一つの疑問が頭をよぎる。

これは果たしてサッカーなのだろうか?

ロングスロー戦法への懸念
私がこの戦法に感じる違和感は、以下のような点にある。
・プレーの停滞 - タオルでのボール拭きを含め、いちいちプレーが止まってしまう
・サッカーの本質への疑問 - そもそもサッカーとは、キーパー以外は原則、足や頭等(手以外)で競技するスポーツではないのか
・ルールの形骸化 - ファウルスローが見逃されることが常態化している
・制度設計への根本的疑問 - なぜサイドラインを割ったらスローインなのか

スローイン制度の歴史的背景
最後の疑問について考えてみよう。もしもサイドライン越えでキックインが採用されれば、フリーキックやコーナーキックと同等、もしくはそれ以上の脅威となってしまう。強力なキッカーと強力な競り合いができる選手がいれば、攻撃が強力になりすぎ、ゲームバランスが完全に崩れてしまうだろう。
そもそもサイドラインを割ることは、ファールを犯した時と同等かそれ以上の重いペナルティを与えるべきものではない。だからこそスローインが採用されているのだ。
興味深いことに、スローイン自体も進化の歴史を持っている。かつては片手で投げることが可能だったが、50メートルも投げられる選手が現れ、やはり攻撃バランスが崩れてしまった。そのため1882年以降、両手で投げることと両足を地面につけることがルール化されたのである。
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