423986☆ああ 2024/02/26 17:28 (K)
>>423972
攻撃については明確な間違いがある。
まず、毎熊と奥埜とルーカス。確かに線で繋げば三角形には当然なるが、この三者で何らかの形を作ることは想定されてない。むしろ真逆で、ドリブラーのルーカスは右で孤立化させること。その形を作るためのビルドアップ。『2トップの一つに入った』は正しいが、その狙いは全く別。これは何故柴山が入ってから機能しなくなったか、何故渡邉ならその役割を担えるかにも関わる話。
スタートから考えると。まず中央にいるレオが左に動き、チーム全体もルーカス以外は左に偏る。これでルーカスは孤立化する。その上で、チームとしての狙いは2つ。
@レオにポストさせ、落とした球をカピ香川が運ぶ
Aルーカスが広大なスペースでドリブルして運ぶ
で、右シャドーが奥埜でなければならない理由は、@に関わる。昨年度終盤のセレッソでもレオがポストしたが、全く有効ではなかった。理由はレオだけがターゲットなので、レオを縦に挟んで選手を置くだけで封じれるから。
なので、今年は左にいったレオの代わりに奥埜が中央(やや右寄り)でポストする構えを行い、敵CBが寄せようと逃げなかったこと。ポイントは、ポストされて一番危険なのはレオではなく奥埜の位置。なので敵も奥埜が囮と分かりつつも、バイタルに近い場所をフリーにはできない。
結果、左にいるレオのポストの効果が上がる。左のレオから起点を作られるから、そこの防御を固めざるを得ない。だから右の孤立してるルーカスから離れざるを得ず、ルーカスにドリブルスペースが生まれる。こういう二者択一を強制したのがセレッソのビルドアップ。
だが失点し、柴山が入ると空転し始める。柴山は自分でセレッソに勝利を届けようとした。で、柴山の特技はやはりドリブル。そういうドリブラーがオフザボールの時に敵CBに寄せられたらどうするか。スペースを得るために距離を取ってしまう。ボールを触りに行こうとしてしまう。
この結果、ターゲットがレオだけ、という去年の二の舞に陥った。左の起点を封じれるから、右のルーカスにも敵の守備の網が届くようになってしまう。それを見た毎熊が前に出てきてしまい、だから右の背後ががら空きになり、の悪循環。
ここまで書けば分かると思うが。奥埜ポジに求められるのはFW色が強い。柴山や喜田ではなく、渡邉やあと山田。裏抜けも入れるなら北野もか。