アザール
1Legでのレアルの攻撃に足りなかったものを考えると、
〇右サイドで幅を取る選手がいない(チェルシーの守備ブロックが広がらず中央にスペースが生まれない)
〇ベンゼマの動きに呼応する選手がいない(ベンゼマの開けたスペースを使う選手がいないのでチェルシーのCBが持ち場を離れて付いていけば良かった)
という2点が挙げられ、2LegではWBにヴェニシウスを起用することで前者を、アザールをベンゼマの近くに配置することで後者の問題をそれぞれ解決しようとしたのだと思います。
実際に、WBが高い位置を取りCB(ミリトン、ナチョ)が攻撃参加することでチェルシーの中盤の選手がサイドに寄るため中央のスペースが生じる → 空いたスペースをモドリッチやクロースが使い前を向いてバイタル手前まで侵入する → アザール、ベンゼマの2枚がゴールに近いエリアで居座るため、チェルシーのCB陣は持ち場を離れて中盤のスペースを消しに行けないという形で何度か好機を作れています。
流れの中からまともな好機を作り出せなかった1Legから比べるとかなり上手く攻撃の形を整備してきた印象であり、その要因にヴェニシウスやアザールの起用法があったと言えるでしょう。
ですのでアザールが中央寄りで起用されたのは戦術上必然だったのかなと思います。
アザールの最大の特徴はドリブルでの突破力にあり、チェルシーではそれを活かしてLWGで起用されることが多かったですが、他にも卓越したシュートスキル、周囲と連携して前を向く能力(向かせる能力)、危険なエリアでファールをもらう能力といった特徴も同時に持ち合わせた選手ですので、2Legでアザールに求められていた役割を考えると、決して適性に合わないポジションに配置されたというわけではないと言えるでしょう。
なので素直にチェルシーのDF陣が良く守り、アザールに仕事をさせなかったと解釈すればいいと思います。
また、ちゃんと攻撃の形を整備してアザール自身もコンディションを上げれば普通にレアルでも活躍すると思いますよ。