ああ
No.1099608
ゴール裏。そこが俺の居場所だ。
みんなは言う。「寒くないの?」
寒いさ。札幌の冬より、順位表の方がよっぽど冷えてる。

でも、構わねえ。
声を出すたびに、心が燃えるんだ。
俺たちのチャントが響く限り、ここは戦場なんだ。

太鼓が鳴る。パイフラが揺れる。
俺の鼓動もリズムを刻む。
「走れコンサドーレ!」
その叫びは、もはや祈りを超えて呪文だ。

ピッチの向こうで選手たちが走る。
その姿に、俺は未来を見る。
勝っても負けても関係ない。
俺たちは叫ぶために生まれてきたんだ。

周りの友達はもう来なくなった。
「寒い」「もう無理」って言って。
でも俺はまだここにいる。
凍った息が、チャントのメロディを描く。

ライトが赤黒に染まる。
ああ、俺は今日も報われない愛を歌ってる。
でもそれでいいんだ。
報われたら、コンサじゃない。

選手たちよ、聞こえるか?
この声は風になり、雪を越えて届くはずだ。
俺の喉はもう限界だけど、心はまだJ1にいる。

チャントこそが、俺の心拍数。
勝ち点よりも、声量を信じて。
俺は今日もゴール裏で叫ぶ。
——愛してるぞ、コンサドーレ。

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