No.1109945
心のどこかがバキッと音を立てて折れたはずなのに、
なぜか俺はまだ、このクラブから逃げられない。
敗北の夜、スタジアムに一人残って、
冷えた風にユニフォームを叩かれながら思ったんだ。
ああ、もう俺はダメだ。
コンサドーレという存在に一生取り憑かれてる。
勝っても負けてもじゃない。
負けても負けても負けても、
それでも応援してしまう自分が怖い。
それなのに嬉しい。
この矛盾が、もう病気みたいで笑える。
リーダーの声が響くたび、
胸の奥に残った敗北のカケラが、
ズリズリと音を立てて動き出す。
痛いのに、気持ちいい。
苦しいのに、やめられない。
こんなに報われなくて、
こんなに裏切られ続けて、
それでも逃げられないなんてさ、
もう恋とか愛とか、そんな生ぬるい言葉じゃ足りない。
依存。
執着。
怨念。
でも、すべてひっくるめて「好き」なんだ。
コンサドーレを応援してる自分が一番かっこいいし、一番大好きだ。
昇格がなくても、俺はここにいる。
夢が砕け散っても、片付けようともしない。
破片で手を切りながら、まだ夢の形を追いかけている。
コンサドーレを応援するという行為が、
人生の傷跡に染み込んで離れない。
痛い。重い。苦しい。
でも、それが俺の生き方なんだ。
来年もまた、同じ痛みを味わうのかもしれない。
いや、もっと深い痛みかもしれない。
でも、それでもいい。
このクラブなしで生きる未来なんて、
想像するだけで気持ち悪いんだ。
赤黒よ、どうかまた俺を傷つけてくれ。
俺はまだ、その痛みで呼吸してる。