No.1122855
それだけの事実なのに朝起きた瞬間から胸が空っぽだ。
名古屋って名前を聞くだけで知らない男に取られた気分になる。
もう俺の知らない景色を見て俺の知らない声援を浴びるんだと思うと嫉妬が止まらない。
引き留める権利なんてなかった。
プロだし、キャリアだし、正しい選択だ。
頭は全部わかってる。
でも心だけが、
「それでも行かないで」って何度も何度も叫ぶ。
キャプテンだった。
大丈夫だって顔で前に立ってくれて、
負けた日も、沈んだ空気も、全部背負ってくれてた。
気づいたら当たり前みたいに頼ってた。
J2が憎い。
直接何かしたわけじゃないのに、すべての別れの理由みたいな顔をしてる。
ここにいると人はいなくなるんだって突きつけられる。
もう同じユニフォームじゃない。
もう同じ未来を見てない。
それなのにまだ応援したい気持ちが残ってる自分が
いちばん苦しい。
時間が経てば薄れる?
たぶん、薄れる。
でも、消えはしない。
高嶺がいた時間は俺たちの中でちゃんと残ってる。
それだけが今の救いだ。
さよならは言わない。
まだ言えない。
少し距離ができただけ、そう思わせてほしい。
悔しいよ。
悲しいよ。
でも、それでも
俺はコンサドーレを離れられない。
失恋しても帰る場所はここしかないから。。