280934☆ああ 2020/12/29 22:06 (SO-41A)
男性
きじより
C大阪はどうか。昨季5位、今季4位と好成績を残したロティーナ監督との契約を更新せず、監督業から離れていたレヴィー・クルピの復帰が決まった。正直驚いた。
その理由について、「ロティーナは守備的だから云々」の報道は行われたが、おそらくそれだけではない。C大阪は育成を重視するクラブなので、今季の西川潤があまり出場機会を得られなかったことは、少なからず影響しているのではないか。
若い彼がロティーナの戦術的要求に応えられなかったことは、出場した試合を見れば想像はつく。組織的にまとまった守備をする『ロティーナ・セレッソ』において、西川は悪い意味での異物感があった。
組織的な守備、11人全員が水準を満たさなければならないロティーナのチームでは、攻撃的な若手がなかなか出場機会を得られない。そんな考えもあり、監督交代に至ったのではないか。
ただし、ロティーナの戦術的要求は彼のカラーではなく、現代サッカーの基本。そう考えれば、変えるべきは監督ではなく、育成の落とし込みのほうだ。むしろ西川のような選手こそロティーナの下でしっかりと頭を鍛えるべきだと個人的には思うが、風間八宏氏を技術委員長に招聘した傾向を踏まえれば、C大阪はロティーナとは違う方向へ進みたいのだろう。
その戦略は吉か凶か。
サポーターや周囲を「えーっ!」と驚かせるのは、悪いことばかりではない。ある意味、戦略観が無ければできない決定でもある。コンサドーレ札幌も3年前は、見事な残留を成し遂げた四方田修平監督をミハイロ・ペトロヴィッチに代えるという電撃的な発表があり、少なからず周囲を「えーっ!」と驚かせた。しかし、あれから3年。札幌はすっかり攻撃的なスタイルが板についている。結果を残した人物を代えるのは、クラブに戦略観が無ければできないことだ。
ただ、C大阪の場合、その戦略観が強化責任者によって変わるのが一番の問題だろう。ロティーナを招聘した大熊清氏は昨季にクラブを去り、今季チーム統括部長となった梶野智氏の下で、新たな戦略へと舵を切り直した。そして大熊氏は清水エスパルスのGMとなり、ロティーナを再び招聘する。戦略が人と共に、これほどコロコロ変わっては、もはや戦略の意味がない。戦術、補強、育成を効率化させる目的を果たせないからだ。1歩進んで1歩戻る停滞感の中で、C大坂は降格枠が4に増える来季をどう戦うか。