380448☆ああ 2021/09/09 20:34 (d-02K)
男性 67歳
19:47さん
本当にビルドアップが必要なのかについては、現在のサッカーでビルドアップがないない場合を考えると分かります。

仮に強力なCFがいてボールを渡せばなんとかしてくれる場合にはビルドアップに拘らない手はあります。
でも相手との力関係で圧倒できるような反則外国人を獲得できないチームの場合には、得点のためには相手の守備陣に隙を作り、守備組織に歪みを産ませ、そこに味方選手を送り込む必要があります。
合わせて相手に得点させないためには相手FWに余分な仕事をさせて良いポジションをとらせず、無駄に走らせて疲弊させることも有効です。

このために現在の欧州的なサッカーではボールを前後左右に動かし相手に追わせておいてそこをかいくぐるビルドアップという操作をします。

例えばボールを宮澤から福森につなぐと、福森がダイレクトで蹴ったボールがチャンスになるように菅が裏を狙い、同時に青木が降りてくることで相手ボランチをピン止めします。
この操作をした上で逆サイドに膨らんだジェイにパスを入れることで、ジェイがそのボールを落としたところに相手右DFはいない(菅に対応)、こぼれ球を狙う相手ボランチもいない(青木に対応)ので3人目で走る小柏がドフリーになるわけです。
これが上手くいきそうなら福森はジェイ蹴りますが相手がついてくる場合にはうちはボールを宮澤、駿汰、駒井とつないであちこちにピン止めをし追いかけさせた上で宮澤が持ち上がります。
駿汰が蹴れるタイミングで小柏や金子が飛び出すと相手守備者はダッシュが必要になり、でも駿汰は味方が優位にならないときは蹴りません。

これを延々とされると相手は徐々に疲れてきて対応の穴が生まれます。
うちはこういうジャブをうちまくり、味方が優位になる瞬間だけ勝負に出ます。
そこでうちはシュートまで持ち込んでいるわけです。
こういう一連をビルドアップと言っています。

仮にビルドアップがなければ相手は全然、揺さぶられていないので1つ1つが単純な個の戦いになってしまいます。
相手の守備組織にFWが個あるいは数人で攻めてもなかなか得点できないでしょう。
そしてビルドアップがなければ相手FWが追いかけずにすみ疲れないので、仮にボールを奪われたときにリスクも大きくなるわけです。


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