380739☆ああ 2021/09/10 22:06 (Chrome)
女性 23歳
ミシャさんと攻撃的サッカーは、ハリルのデュエルと似ていると思います。
ハリルさんはいろいろな評価や批判のなか、ポゼッション重視でボールを失わないことを重視する日本人や、フィジカルを避ける日本人にある種の意識改革や行動変容を引き起こしました。
目先の勝負的には別な選択が良いこともあったと思いますが、ハリルはそこを貫くことで、意識改革を迫ったわけです。
当時、メディアや一部サポーターからはアジア予選はポゼッションの方が良いとか、縦に速いサッカーだとミスが増えるし高湿の日本では体力が持たないから何人かはポゼッション型プレーヤーを入れろとバランスを主張しました。実際、本大会では若干、バランス型に戻して大会に臨みました。
この前の東京五輪を見ると縦への推進力にしろ遠藤に代表されるデュエルなどハリルの影響はいろいろと残っていたと思います。
他方でフル代表をみると安全志向や失敗しないことに意識が強く、突き抜ける決意は見えにくかったと思います。
たぶん、ミシャさんの攻撃的ハイリスクサッカーも同じで、苦しくても安易に妥協せずに徹底させること自体に意味があるのだと思います。
確かに目の前の幾つかのゲームでは守備重視の方が勝てることもあるでしょう。
大八は苦しいでしょう。
でも、世界の流れは守備専DFを増やす方向ではなく、むしろ駿汰がやっているようなゲームメイクをするDF、ビルドアップに加わるGKと、全員に攻撃力も求めています(守備力を求めていないわけではない)。
高嶺と駿汰をボランチに置くことは一見すると良いことですが、そうすると彼らにDF並みの守備力がつくことはあるでしょうか。
彼らにはうちのレギュラーボランチを目指させるのではなく、欧州であるいはフル代表の中核で活躍できる選手を目指させようとすると、DFをやらせる選択も全くマイナスなわけではありません(もちろん目先の勝敗的にはマイナスですし、大八にはマイナスです)。
ここでいろいろな方がバランスとか守備と言われるのは極端への徹底よりは中庸・バランスを大切にする日本らしいと思います。
でも突き抜けて次のレベルに行くためにはあることを徹底することも意味があったりします。
私は外国人監督の、日本人とは違う、ハレーションがあっても絶対に拘り抜く力は活かし方があるように感じています。
長文失礼いたしました。