みなしご (iPhone)
2014/05/19 00:53
その2
ペトロヴィッチ監督が今季、選手たちに一貫して求めたのは「ハードワーク」だ。守備では常にボールを追いかけて相手にプレッシャーを与え、攻撃時にはボールを持たない選手も動き回って厚みのある攻めを展開する。
90分間動き続ける運動量が求められ、開幕前から走り込みなどに多くの時間を割いてきた。MFの輪湖直樹選手(28)は「プロになって一番きつかった」と漏らすが、その成果は実戦で表れた。
豊富な運動量を生かして、全員が連動した動きで相手の攻撃を封じる札幌のスタイルを確立。今季の失点はリーグ最少の36だった。
一方で課題も見えた。勝ちか引き分けでプレーオフへの自力進出が決まる最終節では相手の5倍以上となる計26本のシュートを放ったが得点に結びつけられず、0-1で敗れた。
この試合が象徴するように、42試合での総得点49点はリーグ14位。1試合平均1.16点はリーグ平均(2.16点)より1点少なく決定力不足は明らかだ。
ペトロヴィッチ監督は「シーズン終盤で結果を出せなかったのは、まだ力のないチームだったということ」と冷静に分析し、
「今季の反省を生かし、より上のレベルを目指したい」とJ1昇格に向けて早くも来季を見据えている。