601467☆ああ 2023/03/21 22:00 (iOS16.2)
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Jリーグ創設当時の1993年、全国に波及したブームは、各地の自治体やサッカー関係者に「おらがまちにもチームを」という機運をもたらした。
北海道も例外ではなく、道サッカー協会は93年2月にチーム誘致の特別委員会を設置。札幌青年会議所(JC)も94年に署名活動をおこない31万筆を集めるなど、その動きが広がった。
Jリーグのチームを設立するための方法は2つ。地元チームを強化して、地域リーグから順に昇格していく「自生型」と、JFLなど上位カテゴリー所属のチームを招く「誘致型」だ。
まず道内サッカー界一の名門・北海道電力サッカー部を母体にしようと北電本社を訪ねた。
「最短でJリーグを目指すなら当然北電さん、となる。真っ先に話をしたが『公共事業を生業とする会社として、サッカー部のプロ化は考えられない』と断られた」
東芝はこの時点で仙台をはじめ7都市からの誘致の話を断っており「いまさら移転はできない」という見方もあった。だが