708837☆ああ 2023/11/03 10:56 (iOS16.6.1)
三上
1971年生まれの三上は、北海道室蘭市の出身。札幌大学を卒業後、NEC山形でプレーして、引退後はモンテディオ山形の設立に尽力している。幸い、クラブは新設されたJ2に加入するものの、三上は職員として残ることができず、1999年北海道に戻ってHFCの事業部に招かれることとなった。
三上から1年遅れて2000年、ジェフユナイテッド市原から、1人の選手が加入する。当時29歳の野々村芳和。のちにコンサドーレ札幌の社長、さらに会長を経て、2022年に第6代Jリーグチェアマンとなる男である。スカウトとして、獲得を提案したのは、三上だった。
「当時の監督だった岡田武史さんがあまりに偉大すぎて、選手は監督の指示をそのまま表現しようとするんですよ。悪いことではないんですが、サッカーは相手があるスポーツですから、監督の指示だけ守っていればいいというわけではない。僕が野々村という選手に注目したのは、彼のゲームを読む力と柔軟性をもって対応する力。こういう選手だったら、岡田さんの下で機能するのではないか。そう考えて、強化部に獲得を進言しました」