845675☆ああ 2024/07/06 17:37 (Android)
ソンユンは鹿島のオファーは固辞して京都のオファーは受けるのは意外だったな

背番号は「94」…空き番「1」を背負わないのは
 最初のPKストップは4月7日の磐田戦の前半終了間際。真ん中へ蹴り込んできたFWマテウス・ペイショットのPKを、身体を左へダイブさせながらも必死に残した左足でク・ソンユンが弾き返した。この時点でスコアは0-0。ホームのサンガスタジアム by KYOCERAを熱狂させたシーンだったが、後半に3点を奪われて一敗地にまみれた。

 次は敵地ノエビアスタジアム神戸に乗り込んだ、同28日のヴィッセル神戸戦の前半アディショナルタイム。得点王を獲得した昨シーズンに、6本のPKすべてを成功させていたFW大迫勇也がゴール右隅を狙った一撃を、コースを完璧に読み切ったク・ソンユンが最後は左手を思い切り伸ばしてセーブした。

 この試合では後半にFW原大智があげた千金の先制ゴールを京都が死守し、連敗を3で止めるとともに昨シーズン王者を撃破している。そして、湘南戦でも原のゴールを守り抜いて京都が1-0で勝利した。

「僕個人に関しては本当に運が良かったというか、みんなが普段から積み重ねている努力が勝ち点3をもぎ取ったと思っている。今日も守備陣だけじゃなくて、自分の前にいるフィールドプレイヤーの10人が本当によく走り、よく守ってくれた。その意味でも、こういう結果を手にできたのは当たり前だと思っている」
 日本サッカー界との縁は長く、そして深い。韓国・在鉉高時代のプレーが見初められる形で、18歳になった直後の2012年7月にセレッソ大阪のアカデミーに加入。セレッソのトップチームをへて、2015シーズンに加入した当時J2のコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)で頭角を現した。
 リオ五輪に臨んだU-23韓国代表のゴールマウスを守った2016シーズンのオフには、鹿島アントラーズからオファーを受けるも固辞。翌2017シーズンからJ1へ挑む札幌でのプレーを優先させ、兵役義務に伴って母国・韓国で約2年半プレーした後も、札幌への愛を貫く形で2022年10月に復帰した。
 しかし、ベテランのGK菅野孝憲の牙城をなかなか崩せない。出場機会を優先させ、昨夏に京都への期限付き移籍を決意したク・ソンユンは今シーズンから完全移籍に切り替え、湘南戦直前の6月27日に30歳になった。

 京都と契約した昨夏。Jリーグが「51番」から「99番」までの背番号を解禁していたなかで、ク・ソンユンは自ら希望して「94番」を背負った。キーパーを象徴する背番号の「1番」が空いた今シーズンも、引き続き「94番」で変わっていない。自身が1994年生まれというほかにもうひとつ、意外な理由が込められていた。

「プロになってから『1番』をつけた経験がないんですよ。まあ、特別な理由ではないんですけど」

 身長198センチ体重92キロの巨躯に、仲間を思う熱いハートと「1番」を遠慮する謙虚さ、何よりもチームを鼓舞する魂のビッグセーブを搭載する頼れる守護神。30歳になった初戦で零封勝ちを飾り、J1残留を争う湘南との順位を逆転させたク・ソンユンは「中位や上位のチームに対しても、チームにいい結果をもたらせると信じている」と12月8日まで続く戦いを見据えながら、京都の最後の砦になる決意を新たにしている。

FOOTBALL ZONE編集部
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