好セーブ連発も一発に泣いた札幌GK児玉潤「順風満帆な人生ではなかった」給食センター勤務経て辿り着いたJ1クラブの表舞台
囲み取材では報道陣から「ノーチャンスだったのではないか」という質問も向けられたが、児玉は「ノーチャンスで終わらせたら成長はない」と即答。「止められないとも思わないし、これからの取り組み次第であの1本だって止められる可能性があると思っている。そこにフォーカスしたい」と自身の責任を受け止めた。
「自分の可能性を信じなければここに辿り着くことはできなかった。自分を信じてここまで積み上げてきたものは肯定してもいいのかなと思う。順風満帆な人生ではなかったし、高校でも大学でもたくさん挫折してきたけど、でも諦めたくないという“諦めの悪さ”が、ある意味よかったと思う」
それでもこの天皇杯で示したパフォーマンスを踏まえれば、次なるチャンスもありそうだ。遅咲き26歳のGKは「まずは今日の反省をしっかりして、先を見すぎることなく。磐田戦にも出る可能性もあるし、毎日の積み重ねが大事になる」と決意新たにトレーニングを重ねていく姿勢を見せた。
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