42476☆無関係コーチ 2020/10/09 11:16 (moto)
ご質問ありがとうございます。
ご質問のような現象は、小さな要因が数多く積み重なって起きるものですので、全てを説明すると何百文字となってしまいます。
新聞社の方も端的に伝えるとなるとそのような記事になったと推測します。
ですので、私の説明もナイトフライさんが今後の試合を見るときに何を見れば分かりやすいかという視点でお話しさせてください。
一般的にインターネット等に書いてあるシステムというのは愛媛FCの場合3-4-3または4-4-2と記載してます。
ただ、これは仮に書いてあるだけで実際には攻撃時と守備時でそれぞれ枝分かれのように各チームにシステムがあります。
3-4-3と表記なら(守備時は5-4-1、攻撃時は3-4-3)4-4-2と表記なら(守備時は4-4-2、攻撃時は2-4-4)、あくまで例です。キーパーは数字に入ってません。
では、山口戦の4-4-2の攻撃時の2-4-4で説明しますと、2というのはセンターバックの西岡兄と山崎の二人です。
一般的にサッカーは最少3対1の数的優位が二人いればパスが回ります。
ですので、キーパー岡本と西岡兄と山崎の三人で相手一人ならパスが回ります。
相手がもう一人増えて二人になればボランチの森谷か渡辺どちらが下がってきて四人対二人にして対応します。
例外はいくらでもありますが、ボールがどんどん前に行くとキーパーの岡本にとっては自分のゴールから遠くて参加できなくなるので、そうなるとセンターバック二人とボランチ二人の四人で回します。
そして常にも緊急時の逃げ道(または攻撃時のパスルート)として、キーパーの岡本やサイドバックの前野、茂木もパスコースにいます。
ただサイドバックはあまりマークされないので、味方がパス回しをしてくれているうちにできるだけ高い位置にいくことでサイドで数的優位を作れます。
最初の話に戻って、追いかけてくる相手が三人、四人、五人とどんどん増えてきて前から追いかけて奪いにきたら、愛媛としてはさらに味方を増やして後ろでパスを回すというよりは、山口は後ろの人数を減らしてでも前から来ているので、逆に愛媛にとっては相手陣内に相手守備者が少なくなっているので、相手背後へのボールが有効になります。
まとめとして、後ろでよくある危なかっしいパス回しはできるだけ多くの人数をおびきよせて相手コートへ前進したいという意図です。
長くなったので、ここまででよろしいでしょうか。
質問そのままの答えではなくすいません。