314847☆ああ 2025/04/16 19:47 (Android)
長文。たいへん失礼します
降格以来J3を見て、勝つチームは大体よく走る。いい試合より走り勝った方が勝つ(必ずではないが)。これは本当に上手いチームがいないからとも言える。
ハードワークは意識次第で備わる武器で、ジャイキリも起こしうるのは天皇杯でお馴染み(ただ本当に実力のあるチームは後半に逆襲、逆転する。これもお馴染みの光景)。
堅守·速攻·90分間走る。これをシーズン徹底できると高確率で昇格できる。というと簡単そうだが、大体どこかで息切れ失速したり、無理が故障に繋がったり。一年もたない。
それを実現するために重点的に『走れるフィジカル体力お化け』選手達を育てた、いわきFC。秋田も毎試合よく走る選手揃いで独走の昇格をした。
が、そんな強かったチームがJ2で順調とはならず(昇格だけで我々には羨ましいが)。要するに上のカテゴリーで通用せず。多分その同じタイプで上質なチームをJ2で見事に作り上げたのが反町監督時代の松本山雅。ただしJ1では二度とも通用せず。
ただ昇格を果たすチームを短期間で作ることはできるかも知れない。が、10年先にトップで残るクラブは、そこから生まれない。柏木が会見で話していたこと。
個人的にJ3で本当に強く上手く、凄いと感じたのは去年の大宮。時に強度で圧倒する試合もあれば、リードすると上手く試合をコントロール、難しい試合を引き分けに持ち込み、勝つべき試合はしっかり取る。個々の上手さもあるが、チームがまとまり、勝ち方、戦い方を共有していた。
昨年の終盤、あるいはクラブ史上最強と記憶されるほど好調だった岐阜が、その大宮相手に数的有利の展開も得ながら、どうにかのドロー。相手が本当に強く上手かったから(しかも相手は昇格を決め?本当に死に物狂いではなかった)。宇賀神が言っていた強いクラブの理想を見た気がした。
そんなチームに、戦術はただ堅守速攻、強度自慢のチーム作りでは至れないとクラブは考えたのだろう。それは究極、走れる若手主体で、ベテランや壊れた若手さえ使い捨て切り捨てていく胸●チームだから(ゆくゆくは地元の選手を育てたいと願いながら、彼らをそんな消耗品の一部にもしたくない ※強度の高いプレー全てを否定する訳ではありません。それも要所で必要)。
そして、その理想とするチームは1年、2年で作れるものではないらしい。それでも一から作るとクラブは決意し、新たな監督を選び、その一年目が現在。
結果たいへん苦しい現状。選択の一つずつが正しかったかは知れない(万事が上手く行くなら全クラブが今頃ナンバーワン)。私も前節、競技場で雨の中90分応援し続け、寒さ以外の悔しさに震えた。でも選手達が頑張ってないとは感じなかった。倒れるほど走り続けた粟飯原の姿など見て、とても思えなかった。
この状況、成績で監督が変わらないのはクラブが覚悟を固めているからかも知れない。だとすれば、それは選手たちも同じだろう。そういうチーム作りをしていく前提と承知で、集め、残り、力を貸してくれているのだから。
あるいはシーズン終えた時、最悪の結果も待ち受けているかも知れない(それだけは避けたいが)。それでも現在の苦しみを越えていかないと本当に描く場所に行けないのだろう。応援する側には耐え難い、一刻も早く脱したい苦境だけれど。
同じか、それ以上の苦しみの中で実際にピッチに立ち戦っている選手、チームと、同じ気持ちを抱えて私達は応援するしかない···
か、どうかはそれぞれの自由。