No.345679
荒野に、再会の足音が響く。
藤枝を越え、
磐田を越えた挑戦者――
FC岐阜。
次なる相手は、J2の誇りを背負う
いわきFC。
その先頭に立つのは、10番。
西谷――
かつて緑をまとい、歓声を浴びた男。
このスタジアムの匂いも、
チャントのリズムも、
すべてを知っている。
だが今、胸にあるエンブレムは違う。
「成長した姿を見せたい」
「選んだ道は間違っていないと証明したい」
揺れる心。
それでもプロは立ち止まらない。
隣にはオウイエ。
岐阜で掴めなかった場所を、いわきで掴んだ男。
彼もまた、証明のために走る。
だが――
ここはホーム。
去った者の覚悟があるなら、
残った者の覚悟はその何倍も重い。
緑はもう、挑戦者ではない。
覚醒した狼だ。
再会はドラマを生む。
だが結末を決めるのは、意地だ。
次回――
「帰還する10番、覚醒する緑
物語の主役は、譲らない」
歓声の先で最後に拳を突き上げるのは――
きっと、緑だ。