ゾーンディフェンスが今は出来てないとか、ゾーンディフェンスなのに危険なゾーンに侵入されているとか言っている人たちはそもそもゾーンディフェンスを「自分の担当するゾーンを守る」セットプレーのゾーンと混同している可能性が高い。
長谷部の師のバクスターや松田浩が意味するゾーンディフェンスはチーム全体がイワシの群れのように動くディフェンスで、ヨーロッパで主流なのはこっち。エメリのアストンヴィラやアルテタのアーセナルが442ゾーンディフェンスの例としては分かりやすい。
ゾーンを意識するあまり引け腰でボールへのプレッシャーが弱くなるというのは一からゾーンディフェンスを仕込む過程でありがちなシチュで、いわば成長痛。伊藤やエリソンなど、攻撃・技術偏重で守備理解に問題がある選手を連れてくるクラブだからなおさら(全てにハイレベルな選手は今時Jに留まらないからそこは多少仕方ないが)。
でも長谷部のゾーンディフェンスを投げ出すようじゃ資金力が何十倍の中東クラブには一生勝てない。マンツーでオープンな打ち合いしたら当然個でやられるのだから。