123366☆あおクロ 2017/07/21 00:05 (Chrome)
旭日旗問題について (2)
川崎フロンターレは、地域密着のクラブとして、たぶんこうした行政の姿勢とも共鳴して、
ほかのクラブではできない、多彩な活動やイベントを数多く打ち出してきた。
俺はそのキーワードは、多様性(ダイバーシティ)だと思う。
宇宙にまで広がる多様性。それがフロンターレというクラブの面白さだし、チームの強さの秘密でもあると俺は思う。
俺は、こんなことは本当に言いたくないのだが、ガナや、テセや、ソンリョンや、数多くのブラジル人選手たちがフロンターレで活躍してきたことは、
まさに多文化共生の街・川崎の象徴であり、誇りだと思ってきた。
ちなみに俺は、東京在住だ。毎試合、片道1時間ぐらいかけて、等々力に通い続けてきた。もう100回以上は通ったはずだ。
試合開始前の煽りで、サポーターが「好きですかわさき愛のまち」と、タオマフを掲げて歌う。
そういうフロサポの「文化」が、俺は大好きだ。自分が川崎市民でないことを、引け目に感じるほどだ。
だけどそういう俺にも、等々力スタジアムはいつでも温かい。気がつけば俺の「ホーム」になっていた。
人種、民族、国籍、宗教、出自等々で無意味な対立や反感や憎悪を煽るバカどもと、
サッカーが好きでスタジアムに集まる人たちとは、俺の理解では、正反対に位置している。
スタジアムは、ただサッカーへの愛で、クラブへの愛で、チームや選手への愛で、雑多な人々が集まる場所だ。
ときには相手チームやサポーターとの敵対感情がヒートアップすることはあっても、その底には共通のサッカーへの愛情があり、
だからこそ、煽りにもダンマクにも、サッカーファンとしてのマナーと文法がある。
サポが本気で怒るのは、そのマナーや文法を無視した、反サッカー的で、サポーター文化を踏みにじる無礼な行為が起ったときだ。
スタジアムはレイシズム(人種差別)を許さない。
そう宣言する試合前のケンゴの堂々とした姿に、俺は幾度も、最大級の拍手を送った。
ワールドクラスの、超一流の選手であればあるほど、その言葉には重みがある。
その毅然とした姿を、通いなれた等々力スタジアムで見られることは、サッカーファンであることの、もうひとつの幸福であると思う。
長くなってしまった。ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。
俺は上に書いたように、サッカーの試合を見にくるときぐらい、クソみたいな「政治」の話は忘れさせてくれ、という人間だ。
だから、フロサポが「スタジアムで旭日旗を掲げる」のは是か非か、なんて議論している様子には、正直言って、反吐が出る。
ここはフロンターレの掲示板だ。サッカーの話に戻ってほしい。
けれども、なぜフロンターレの試合に旭日旗が似合わないのか、ちょっとでも考えてもらえたのなら嬉しい。