211426☆SEIHA 2018/11/05 09:34 (none)
男性
日経記事 11/4
川崎が連覇王手 3発完勝、攻守盤石
10日前、天皇杯準々決勝で山形に敗れ、川崎の狙い目はリーグ戦に絞られた。シーズンの「ゴール」がはっきりしたことで、むしろ選手たちの踏ん切りがついたとみえる。「きょうは必ず走りきろう」と鬼木監督に尻をたたかれて、山形戦で3失点した守備陣のルーズボールへの食いつきはがぜん鋭くなった。
対して、J1残留争いの泥沼に首まで漬かる柏は5バックのへっぴり腰。ゴール前を人垣で固めたが、手前のバイタルエリアはがら空きだ。そこを川崎は左右の阿部、家長がうまく使って、中村の配球を引き出しながら崩しにかかる。まさに鎧袖(がいしゅう)一触というありさまで、川崎の攻めの渦があちらに移りこちらに移るたびに、人垣が崩れた。
「きょうが特別よかったかといえば、そんなことはない。普通な感じ」。先制点を決めた家長が言う。中村の蹴ったCKを2点目に変えたCB谷口は「このところ失点がかさんでいたので」と、得意のヘッドで決めたゴールより無失点を喜んだ。
広島の急失速でところてん式に前へ押し出され、ゴールテープは目前。だがその割に選手たちはおとなしい。いつもどおりの面目躍如となった攻撃陣も、ここにきて踏ん張りが出てきた守備陣も、およそがっついたところがない。御大の中村は「やるべきことをやって、勝ち点3をとる」。最終節で鹿島を逆転した昨季とはまるで違う、予定調和の終幕が迫っている。
11/10まで待ちきれない。