92946☆あおクロ 2016/12/25 06:38 (Chrome)
昨日の試合、フロンターレの10番は欠場だった。
その代わり、ベンチには2015シーズンの10番のユニフォームがあって、ずっと試合を見守っていた。
すべての選手の腕には、目立たぬながら、黒い喪章が巻かれていた。

試合前、選手たちがピッチ練習に現われるタイミングで、フロンターレのサポーターは、「アカボカオ」のチャントを歌った。
試合開始40分前のスタジアムが、拍手に包まれた。
「アカボカオ オー マイア シェゴウ オー マイア シェゴウ」(大丈夫、マイアが来たから)
フロンターレは、決して100点満点の出来ではなかったが、試合に勝った。
選手たちは、決してベストパフォーマンスとは言えなかったろうが、プレイに迷いがなかった。
終了間際に失点は喫したものの、久々に見ていて気持ちのいい、フロンターレらしいサッカーだった。

オカルトだと笑いたい奴は、笑えばいい。
俺は昨日の試合を見ながら、フロンターレの試合にスピリットが宿ったと、そう感じた。
今シーズンの10番には、もちろん戻ってきてほしい。
彼がいないと、しなやかな肉食獣のようなフロンターレの有機的な動きの、主要な臓器がひとつ欠けているような印象がある。
だが、臓器がひとつ欠けていても、魂(スピリット)がそれを補っていたのだとしたら、俺はそのことを祝福したいと思う。

鹿島にあって、フロンターレにないのは、あくまで優勝をしか求めない、冷徹なまでのスピリットだと、たくさんの人が指摘してきた。
俺も、その通りだと思う。
だけどフロサポにはフロサポなりの、他クラブには真似のできないスピリットがある。
フロサポは、川崎フロンターレのすべての選手に、応援のチャントをする。
もうここにはいない、川崎の10番にだって、このピッチにいてほしいという思いを込めて、チャントをする。
だから選手は強くなる。オカルトだと笑いたい奴は、笑えばいい。
昨日の勝利は、アルトゥール・マイア選手に捧げられた勝利だと、俺は思う。
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