No.168906
銀髪の井手口は、11対11の実戦練習で終始険しい表情だった。自らの役割を考え、集中力を高める。今季は、28日に37歳の誕生日を迎える遠藤がアンカーに入った4−3−3のシステムで、25日に34歳になる今野と大事な中盤を担う。「ボランチとは違うし、まだ難しいところがある」と井手口。自分のプレーに納得できないのも、ベテラン勢の期待に応えるためだ。
プロ3年目だった昨季はシーズン途中からながら、主力として22試合4得点の結果を残した。今季はさらなる成長が求められる。「いかにヤットさん(遠藤)と今さん(今野)とも連動できるか。いろいろ言ってもらっている」と吸収することは多い。
期待が大きいからこそ、要求も高くなる。大黒柱の遠藤は「中盤3人で相手を止めないといけない。ボールキープするところはして、守備も連動してプレスをかけないと」と注文する。今野からも「試合を重ねてもっと求めていきたい」と、黄金の中盤となるべく課題を与えられた。さらに宿舎では32歳の藤本と同部屋で「サッカーのことやいろんな話をしている」。昼夜通して元日本代表3人から刺激を受け続けるという、これ以上ない有意義な時間を井手口は過ごしている。【小杉舞】