155701☆ああ 2024/09/11 03:24 (Android)
Jリーグが26年8月から予定するシーズンの秋春制移行に伴い、同年2月から実施する0・5シーズンで、PK戦の復活案を各クラブに提示したことが10日、分かった。Jリーグは1993年の発足から98年までリーグ戦でもPK戦を採用してきたが、J1、J2の2部制となった1999年から引き分けを導入。PK戦は廃止されていた。
シーズン移行に伴う0・5シーズンは、J1〜J3のすべてで昇降格は行わない方向で議論が進められている。一方で、昇降格なしが盛り上がりに欠けるという意見も出ていた。あるクラブ関係者は「PK戦で毎試合、試合の勝敗がつくことで少しでもサポーターに価値を提供できるのではないか」と復活案を前向きに捉えた。延長戦は行わず、勝ち点は90分以内の勝利は勝ち点3、PK戦勝利は同2、PK戦負けは同1、90分以内の敗北は同0という方針になっている。
今回は移行期の0・5シーズンのみの議論で、その後のPK戦導入については未定。JリーグがかつてPK戦を廃止した背景には、欧州各国リーグと同じく引き分けを採用することで、勝ち点1を拾うための戦い方を学ぶ、という理由もあった。
一方、ルヴァン杯、天皇杯のカップ戦を除きPK戦の機会は減少。日本代表はW杯で10年南アフリカ、22年カタールと2度、PK戦で涙をのんでの16強敗退を経験している。シーズン移行という変革期だからこそのチャレンジは、選手、そして観戦するサポーターにも新たな刺激を与えることになりそうだ。