52121☆ギラファン初心者@東京 2019/09/30 19:20 (iPhone ios12.4.1)
男性
加藤弘堅 という男
古くからのファンの方々が多いこの場所で、少々の無礼を承知で申し上げる。 ーまさに衝撃を受けた。こんな選手がJ3にいるのかと。
中盤の混沌の最中、味方選手に微笑みかけるようにピッチに佇み続けた。顔を上げればそこに背番号17が、全てを理解して待ってくれている。ああ、この男には安心して任せてしまってもいいのだ。
中盤の底の安全地帯をゆったりと漂いながら、また相手DFのちょうど間で浮きながら、時には死角を潜りながら、90分間を通じて常に、味方選手から自身へのパスが出てくる、その一瞬のタイミングを探っていた。
背番号17に向けてパスが出されたその瞬間、事前に完璧に脳内処理されていた予備動作が繰り出される。これは相手のプレッシャーと、味方の第三の動きを同時に視野に入れながらのものだ。そしてそのまた次の瞬間に、左右両足から長短織り交ぜた正確なキックが繰り出される。このスピードに相手方はついていくことが出来ない。
本格的なフットボール愛に根ざした、大人好みのインテリジェンスに溢れたタッチやパスの多くは最短かつ的確に味方に繋がる。そしてときに眼前の選手を幻惑し、ときに敵陣の急所を切り裂く。またあるときには味方の息を整える。それら全てが素晴らしい。
その泰然自若としたスタイルは、ヤット・エンドーを思い起こさせるし、軽やかで切れ味鋭いフットワークやキックはシュンスケ・ナカムラを彷彿とさせる。
まさに名手の足つき。たった1つのタッチだけで、我々を魅了し、チームに彼を抱えていることを、誇りに思わせてくれる。何と幸せなことだろう。
これから秋が深まるにつれて、彼の感覚はより研ぎ澄まされてゆくだろう。彼の極限のインテンシティは、重大な局面でのゲームビジョンの看破と、正確なタッチとキックいう形で発揮されるはずだ。