63979☆東京ギラヴィスタ 2020/10/09 22:05 (iPhone ios13.7)
雑感
町野とディサロが追い風に乗って大ブレイクしましたが、開幕から暫くは国友と池元の2トップで良い戦いをしてました。破竹の9連勝の礎を築いたのは彼らだと僕は思っています。
国友選手に関しては確かにここ何試合かはうまく機能していないように見えるかもとは思いますが、彼は再開後の北九州の怒涛のハイプレス戦略の主軸として機能し、90分を通じて勝利に大きく貢献していました。現在は相手方の対応が変わり北九州の前線からのプレスが機能しないない状況が多いこと、即ちチーム戦術が変わっていかざるを得ないことを考えれば、その難しさの中で短時間で結果を出すというスタイルに振り切れていないことも、理解に難くないと思います。勿論今後コバさんの指導の下、更に成長を見せてくれると思います。国友選手が気を吐く姿、見たいですよね。
池元選手の経験とインテリジェンスに基づいたプレーは、今のメンバーでは唯一無二と思います。再開後のハイプレス戦術の最高の体現者は、間違いなく池元選手でした。そして明日の群馬戦の前夜に漂う必勝の予感は、ここ数試合で彼がチームにもたらしてきた、敗戦の中にも溢れた自分達の闘いへの確かな手応えと充実感に基づくものと思います。
フィクサーとしてのディサロ、オールラウンダーの町野の2人は、ブンデスリーガ16/17シーズンで四半世紀ぶりにケルンにEL出場権をもたらした、モデストと大迫の関係性を思わせてくれます。
村松選手は前節ファンマにやられましたが、両失点ともに身長のミスマッチは直接の原因では無かったと考えています。一点目は村松選手はファンマの右側で競っていましたが、パワーで弾かれた空間を利用されて、右足アウトサイドでシュートを打たれています。駆引きに負けてしまったといえばそれまでですし、ファンマが上手かったのは間違いないのですが、例えば駆引きを通じて左足のシュートに誘導すれば結果は違っていたかもしれない、もっと言えばぶつかりを上手くいなしてシュートの瞬間に脚を出してコースを切るような守り方も出来たかもしれません。
二失点目もそうです。クロスボールにさほど高さはありませんでしたし、身長差を活かされて上から打たれたのではありません。先にボールを触ったのがファンマ選手であることがまず問題で、村松選手はシュートコースに入れてもいませんでした。
村松選手にはまだまだCBとして、伸び代と未来があります。将来のコンバートはあり得るにせよ、今の彼の充実ぶりを見れば、それを議論するには勿体ない時期かなと思います。
ここから先の昇格への闘いを勝ち抜くには、小林監督さんの下良いサッカーをすることだけでは到底足らず、選手達一人一人の自律した判断の量と質が高まっていかなければなりません。
今の北九州には前線のキープ力、闘将の存在 と 苦しい時に交代で流れを引き戻すプレーヤーが足りないと個人的に感じています。外部からの補強もそうですが、既存のメンバーの発奮に何よりも期待しています。
さあ、代表戦後半見るぞ!