107771☆キムタツ 2016/11/04 20:09 (iPhone ios10.1.1)
男性 30歳
出向幹部中林さんのインタビューより抜粋
中林尚夫 「私は30年、自動車のマーケティングをやってきた。でもサッカーのマーケティングをどうやったらいいか、よく分からないんだ」と話したんです。そしたら、ベンゲルさんがニコッと笑って言うわけですよ。「30年もマーケティングをやってきたなら、そのとおりにやればいいんです」と。「やっぱりそうか!」と思いまして(笑)、先ほどの話、ホームタウンはマーケットで、マーケティングして営業を掛ける、ということを詳しく話したら、ベンゲルは「そのとおり」と言ってくれたんです。ただ、その中で「一つだけ違う」と言われたことがありました。「トヨタ自動車は、きちんと準備すればBMWにもフォルクスワーゲンにも負けないでしょう? でもアーセナルは、どんなに準備しても3部のチームに負けることがあるんですよ」とね。マネージャーとして30年間、彼はそのリスクをミニマイズするような経営をしてきたと。この言葉は重いなあと思いました。
――クラブがミッションとビジョンを掲げたように、チームも目指すべきスタイルを「フットボール・コンセプト」という形で打ち出しました。これも印象的な試みです。
中林尚夫 そこはチームにもかなり頼みましたね。先ほど言ったように、私たちは名古屋の皆さんを幸せにしたいと思っている。そのためには、ある一定のレベルのクラブを育て上げなければいけないんです。なぜなら、名古屋の人たちはブランドが好きだから(笑)。これは私が言い出したわけじゃないですよ。名古屋という地域を調査して、特徴を分析してもらうと「ブランド好きで見栄っ張り」という結果が出るんです(笑)。だから、そこは小倉(隆史)監督に徹底的に頼みました。強いだけではダメだ、美しくなくてはダメだとね。強くて、美しくて、スマートで、インテリジェント。そこは小倉監督もブレずにやってくれていますね。
この1文を読んだ時、今年の名古屋がなぜこうなったのか納得しました。
価値観や求める物、違い過ぎて批判する気にもなりませんでした。。