117560☆ネガオ 2017/01/09 09:55 (iPad)
男性
田口と風間監督、そして佐藤寿人
2012年に掲載された風間監督に関するコラムに今回チームを組成する上での非常に因果めいた内容が書かれていたので紹介します。
5年も前の事なので、まだ風間監督が川崎Fの監督になって1年が過ぎる頃の話であり、田口についてもまだペーペーの頃だと思う。
止める、蹴る、外す
「革命前夜」という本を読み終わって、一応の考えをまとめてみたが、風間監督は、「(ボールをきちんと)止める」、「(正確に)蹴る」、「(マークを)外す」という3つの動きを重要視していて、この点にこだわりを持って指導していることがよく分かった。
「優れた選手」の定義
…このような風間監督の考え方が、正しいのか、正しくないのかは、いろいろ意見があると思うが、少なくとも、風間監督の考える『優れた選手』という定義は、他の人とは異なるようだ。
「止める」と「蹴る」
この本を読み終わって、まだ間もないので、ここ最近は、試合を観ていても、「止める」、「蹴る」、「外す」という動きに長けた選手にどうしても注目してしまうが、近年、こういうタイプの選手は増えてきている。
具体的な名前を挙げてみると、J1では、鳥栖のMF藤田、名古屋のMF田口などで、J2では、湘南のMF永木、岡山のMF仙石、東京VのMF梶川などが、ボランチのポジションで気の利いたプレーを続けていると言えるだろう。
*彼らは、サイズや身体能力に恵まれているわけではないが、「止める」や「蹴る」といった技術に長けている。もちろん、川崎FのMF風間宏希もこのタイプである。
外す動きのスペシャリスト
一方、「(マークを)外す」という動きに長けた選手というと、人数は限られてくる。風間監督は、「いつ動くかも重要である。」と語っており、ガムシャラに動き回るような選手とは、異なるようである。
当然、第一人者は、広島のFW佐藤寿で、MF青山敏→FW佐藤寿のホットラインは、広島の大きな武器になっているが、文中では、「出し手」がレベルアップすると「受け手」のレベルもアップして、「受け手」のレベルがアップすると「出し手」のレベルも自然と上がってくると記述されている。
「マークを外したときにパスが出てくるのか、否か。」で変わってくるので、ゴールという結果が残るかどうかは、FW佐藤寿だけの問題ではない