121687☆風間評価委員会 2017/03/11 16:51 (iPhone ios9.3.5)
試合の統括
今日の試合を通して、風間監督の力量を終始疑っておりました。まあ、川崎時代からその力量に賛否両論のある監督ですが。例え育成に定評があったとしても、私としては、名古屋の未来を彼に託すのは不安な気がしてなりません。
まず前半あれだけ3バックの両横を狙われ、クロスを立て続けに入れられました。本来ならばそこで4バックにしてサイドのケアを行ったり、守備力のない杉森を古林に代えるなど対応を図るべきです。
そして千葉のDFラインが高いため中盤はコンパクトになり、速いプレスによって八反田のミスを起点に相手の攻撃にスイッチが入りました。また佐藤と永井に対する縦パスがDFの背後を狙ったものか、退いてポストさせるためのものか曖昧で、名古屋の攻撃は終始停滞していました。この状況を抜け出すために私なら『シンプルに裏を狙ってロングボールを蹴ろ』と指示します。
それでも風間監督はこだわりなのか信条なのか、こうした試合においても『ポゼッション』頼み。結局試合の流れを変えることはできず、むしろ前目に出た所を突かれてカウンターを誘発させていました。
名古屋の監督は代々頑固な人物が多い気がします。西野→小倉→風間。自分たちのサッカーを体現することも大切ですが、勝つためには、試合の流れに応じた采配を振るうことも要求されます。そのためには知識と経験が必要ですが。
今日の試合、前半で手を打っておけば結果は必ず違っていました。正直なところ、終始名古屋のリズムを壊していたのが明確な八反田を最後まで起用したことには呆れました。その他杉森と押谷の交代が遅すぎます。次節以降、今日の出来をもとにどのようなメンバーを組むのか、采配を振るうのか、風間監督の力量が試されます。