1283641☆ああ 2025/10/19 09:57 (iOS18.7.1)
おそらく終わりを迎えるである健太さんの功罪を考えるとネガはシンプルに成績だとして、
戦術が無い、と言う人もいますが個人的には違うと思っていて、健太さんはスカウティングに基づく試合ごとの「タクティカル」な打ち手を多く準備する監督だと思います
これは吉村コーチや選手が過去の記事で言及してますし、昨日の試合もですが、実際交代選手が点に絡んだり流れを変えてる試合は多く、勝てないとそれが一緒くたにすべてダメ、と断罪する輩が多いけど、試合中の修正力はある監督だと思います
何を欠くかというと、強みを継続的に出す為のオートマティズムを生むシステム構築力、つまり「ストラテジー」の方だと思ってます
前からマンツー気味にプレスをかけて高い位置で奪いたいという思想はあるものの、それをより効率的に行う方法や、行かずにゾーンに切り替えるタイミングの決め事が毎試合、相手の出方や起用できる選手によって基準が変わる
「戦術がない=全てがダメ」と乱暴に括るから訳の分からない話になるのですが、短期、単発勝負「には」長けたタイプの監督だと思います
あとは元々その世代を代表する選手だったので選手の掌握力があり、若手にもチャンスを与え、風間さんの様な唯我独尊タイプでも無いので状況が苦しくてもチームはバラバラにならないのも健太さんの良さでしょうね
サッカーの思想や選手としての格は違いますが、ピクシーなんかもそういうタイプでしょう
システム構築はほぼボスコがやってたのは有名です
問題は、そういうタイプの監督である健太さんの弱みを補完するコーチをフロントが準備できてないことで
竹谷さんに関しては情報多く無いので断定できませんが、グランパスユースのコーチ以外の経験がないのと、分析官上がりの様な印象で、発展途上なのは間違いありません
コーチは監督が自分と合うタイプを決めるべき、と言う意見もあると思いますが、竹谷、吉村コーチはグランパスのユースコーチとOBなので、これを使ってくれと依頼したのは間違いなくGMでしょう
なかなか完璧な監督というのはいないし、長谷川健太という監督を使うならば補完するパーツが必要で、それを怠った責任は重いです
風間さんの川崎時代は鬼木さんがいて守備が成立していたのに、名古屋は風間さんの時もそれを怠った
安易に竹谷コーチをHCに繰り上げず、健太さんができない部分を見極めて、去年くらいからもっと経験のあるコーチングスタッフで周りを固めておけば違う世界線はあったのかな、と思います
せっかくチームを纏めてくれて、若手もしっかり使ってくれる部分は経営方針に沿っていたのに、
万能では無い監督にすべてを押し付けたって無理なんですよね
分析官やコーチが圧倒的に多い世界のやり方をエバートンやローマから学んで欲しい
長文失礼しました