172504☆松原 2018/02/01 09:51 (Chrome)
まずは攻撃から
風間監督の目指すサッカーは、個の力に頼らないサッカーです。
今のグランパスは攻撃的な選手に重点を置いた編成に見えますが、本来、風間サッカーの攻撃は個の力に頼りません(もちろん上手くないとできないけど、スーパーな選手じゃなくてもできるということ)。フィジカルがなくてもパスを足元にピタっと静止させることによって相手のチャージをためらわせ、仮にチャージに来てもかわせるように備えます。また、パスを足元に静止させることを前提とすることで、味方と次のパスのタイミングを共有でき、次のパスの受け手はうまく相手のマークを外せます。
一方、サッカーの守備は、本質的には個の力で守るしかありません。一見、サッカーの守備は組織で守っていますが、組織を成立させるのは全員に個の力があることが前提です。なぜなら、1人が1vs1で突破されてしまうとそこで数的不利になり、組織が崩壊するからです。
守備に個の力がある選手をそろえることは難しいです。Jリーグのチームの多くは外国人FWがいるので、その選手に負けない守備力を持った選手が必要だが、そのような選手を集めるのは現実的ではありません。
そもそも、風間サッカーは「攻守一体」であり攻撃と守備は分けて考えるものではありませんが、これはよくインタビューで話されているので割愛します。