197083☆ミドル層 2018/05/13 04:58 (iPhone ios11.3)
読んだ人も多いと思うが、サカダイで後藤健生氏がこう指摘していた。
名古屋での風間サッカー存続は支持するが、今季のジョー獲得の意図が不明だ。彼の存在故にパスサッカーが壊れている。
まさに同感だ。
まず言っておくがセレソン経験のあるジョーがサッカー後進国の弱小チームで手を抜かずモチベーションを持ってゴールを追い求め、今の名古屋でトップスコアラーであることに感謝している。
だが巨額の費用を投じた彼がいるコトで、名古屋のサッカーが去年から大きく変質したのは間違いない。風間サッカーについてはもはや議論する段階にはないが、ボールを失わないことを志向しているのは間違いない。だが大柄でありながらポストワークが苦手な彼では、早いパスワークの中で活きて来ない。なによりジョーで気になるのはディフェンス、覗き、ゴール前の動き、すべてに共通する“スローさ。これでは連動が難しい。では、とロングボールを頭に当てに行く。が、これも圧倒的にキープできるワケではなく、効果的に転がる確率はフィフティフィフティ、いや、それ以下だ。相手ボールになりがちで、お得意のボール支配すらできなくなる。試合を重ねるごとに選手たちも『なんとかジョーを活かさねば』とプチノイローゼ状態になっている感がある。その結果、積み上げたプレーを放棄してまで無理やり特徴を出そうとして、それぞれの思い切りを奪い、チームとしてのリズムを破壊してしまっているように感じる。
90分続かなかったが俺の風間名古屋のベストは去年のアウェー岡山戦(前半)。シャビエルを欠きながら押谷、寿人、玉田、青木、秋山辺りが躍動した、ほぼ0トップサッカーはワンタッチパスが次々とつながり、決定機を生み続ける美しいものだった。ただそこに押谷が務めたトップのポストワークと決定力がもう一歩欠けていたが。俺にはこの試合が風間さんの理想像に見えた。だからこそ今季に向けては、前線で豊富な運動量で走り回り、クサビになりながら流動的パスワークの歯車になる、かつシュートも打てるフォワードを獲ってくると夢想していた。ちょうど東京のオリヴェイラのような。だが現実は、運動量少なめのキープ力ないハイタワー。これを風間さんは本当に望んだのか?理解に苦しむ。
俺は大森がテキトーな情報を入れ風間さんに売り込んだと見ているが、もちろんこれは根拠のない想像だ。だが責任の所在はどこにせよ、15億円を投じた超大物がチームの根幹を壊して、風間サッカーを立ちゆかなくしているのは間違いないと考える。
ウルトラスは近くチームに説明会を要求すべきだと思うが、それが実現した暁には、ジョー獲得の決定経過、責任の所在も明らかにして欲しい。サポーター集団として現エースの獲得意図を聞くのは美学に反するかもしれないが、ここは低迷の原因を生んだチーム編成のダメダメぶりの根幹だ。是非、サポは知るべきだと思う。